空中ブランコ

空中ブランコ

空中ブランコ

言わずと知れた奥田英朗氏の直木賞受賞作品。直木賞とはあまり相性がよくないのと、奥田氏といえば「邪魔」とか「最悪」とかダークなイメージが私の中で出来上がっていたので、二の足を踏んでいたのですが、ついに図書館で発見しちゃったので借りてきました。いやいやこんなに面白いとは!お昼休み中つい笑いを押さえきれず、前の席の人に不審がられましたよ。伊良部先生には躊躇うことはないのか?治療してる自覚はあるのか?など患者と一緒にイライラしたり納得したりする自分にいささか戸惑いながらも楽しい時間を過ごせました。「女流作家」がとても良かった。さくらの言葉に涙が出ました。順番が逆になってしまいましたが「イン・ザ・プール」も読もうと思います。