すべてのものをひとつの夜が待つ

すべてのものをひとつの夜が待つ

すべてのものをひとつの夜が待つ

篠田真由美氏の館ミステリー。莫大な遺産の後継者を選ぶべく孤島の西洋館に集められた5組10人の男女が突きつけられた条件は10日以内にダイヤを館内から発見すること。その中で殺人が起こっていくお話です。参加者はみんな何かしら秘密がありそうで、一人ずつ殺されるたび疑心暗鬼になっていくさまがお約束ながらも緊張感がありました。主人公だけが何も知らされずにバイト気分でゲームに参加していて、おまけに彼の一人称で話が進むもんだからかなりイライラしました。半分くらいでだいたい誰が黒幕かもわかるんですけどねー。深刻なシーンで女の子のこと可憐だとか思ったりしてのんきなんだこれが。あぁいった雰囲気が好きな人はいいかもしれないけど、私はそれほど乗れませんでした。