対話編

対話篇

対話篇

なんと買ってから2年半も寝かせてました。FDFと同時発売だったんだよなぁこれ。FDFとは全然違う話のようで、実は根底に流れているものは一緒なんじゃないかとちょびっと思いました。みんなにヒーローになって欲しいんじゃないかな。「花」にはまんまと泣かされました。似たような設定で泣けると評判のあんな本やこんな本にはちっとも泣けないのに、なぜ金城さんの本にはやられるのか。表現を飾り立てないからストレートにくるのか。謎です。3編まったく別のようで同じ世界であることを示すようにある人物が3篇通して登場します。なぜあの人が。
蛇足ですが以前岡田ズンイチさんが金城さん本人に初めて会ったとき恋愛小説の主人公にそっくりって思ったそうで、読んで「あんなかんじかー」と。