博士の愛した数式

金曜日の「プライドと偏見」といいこれといい、友人が聞いたら『えーっ』といわれそうな映画を続けてみています。泣けるとかドキドキするとかそういうことはないんですけど、見終わった後、ほんのりと暖かい気分になれる映画でした。80分しか記憶の持たない博士と家政婦親子の交流なんですが、愛があるといっても恋愛方向にはいかないところがよかったのかもしれません。数学の話も面白かったしわかりやすかったし、友愛数や28にまつわる話なんて数学の奥の深さを思い知らされて目からウロコでした。嫌いだっただけに余計です。原作は未読なんですが、オトナになったルートの語りというのは原作にはないんですかね?とっかかりは博士の話だけど詳しい数式や数学の話を、ルートに説明させてたのが、良かったなー。ルートの視線の先にいる生徒の気分になれるからかな?吉岡くんはどうもあの声が苦手なんですが、今回のルートはなんだかとっても可愛くてよかったです。日本の四季の風景もとても美しかったー。