藩校早春賦 (集英社文庫)

藩校早春賦 (集英社文庫)

これが1作目。先に夏雲あがれを読んでしまったせいか、それとも短編のせいかそんなにズドンとはきませんでしたけど、白十組の謎だった部分や仙之助の母君の謎も解けてスッキリしました。ここからまた続編に行けば余計に面白かったんだろうなぁ。ちょっと気になるので他の作品も読んでみようと思います。
まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒

まさかの直木賞受賞で売れまくってるようですね。直木賞受賞作と共にあんなエッセイやこんなエッセイも並べられてうっかり間違って買われちゃったりするんだろうなぁ。間違いのないように言っておきますがこれ発売日に買ってありましたから。いつもの通り暖めておいただけですから。三浦しをんさんの本は結構読んでるけどちゃんとした小説は初めてなんですよね。とても読みやすくヲトメ心をくすぐる内容でさくっと・・・そりゃもうさくっと読めました。偽コロンビア人のルルとハイシーがいいのです。といいつつ、後半多田の告白にほろっときたりもするんですけどね。やはり言い回しとかキャラクターとか私の好みの作家さんには違いないようです。
とはいうものの直木賞とる小説ではないと思うんだけどな。審査員の皆さんのコメント読むの楽しみだよ。あとメッタ斬りね。