三四郎はそれから門を出た

三四郎はそれから門を出た

直木賞作家三浦しをんさんの読書寄りのエッセイです。色々なところで連載してたものを集めただけあって、妙に真面目だったと思ったら、急にいつものテイストに戻ったりして、これはこれで楽しかったです。夜寝る前に一章ずつコツコツと読むのにちょうどいい本でしたね。余談ですが行きつけの本屋さんで「直木賞作家三浦しをんの最新エッセイ」というPOPがババーンと貼られてて、心の中で「いや直木賞作家だから買うんじゃなくて、っていうかむしろ直木賞作家は避けるんだけど」と呪いのように言い訳を重ねつつ購入したしばけんさんなのでした。なんでこんな後ろめたい気分になるのか。