図書館戦争

図書館戦争

何度か本屋さんで見かけて気になってはいたものの、図書館に行くと忘れてしまい借り損なっていた本です。メディア良化法なる悪法により、強力な検閲にかけられて出版すらままならぬ状態になっている世界。良化委員会の暴力的なやり方に図書館が武装して本を守っているその図書館の武装部隊の皆さん中心に書かれています。ぽんぽんと交わされる会話も楽しいし、上司トリオが魅力的でぐいぐい読めます。何より本が好きなら図書隊の皆さんに共感せずにはいられないんじゃないかなー。利用している本屋さんで良化委員会の抜き打ち検閲なんかに出くわしちゃったらそりゃ悲しいもん。本自体の単価も上がっちゃってるしね。何より検閲を潜り抜けたぬるくて堅苦しい本ばかりじゃ読み気がなくなるのもよくわかるしね。これ続編も出ててその続編に出てくる本も出版されてるそうです。両方読まなければなるまい!