神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)

神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)

古典です。古典ですけど新訳だからか全然古臭くないです。短編集だからかな?それともSFやホラーの要素があるからなのかしら。宗教的要素もたくさん詰まっていますが説教臭くはなく、皮肉ってたり、ちゃんとハッピーエンドだったりとバリエーションに富んでて、楽しかったです。7階って読んだことあるんだけど何で読んだのかしら。謎のギャラリーかなぁ。

虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)

虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)

守り人シリーズの外伝です。新ヨゴ皇国の皇太子チャグムが王の代わりに他国の祝い事に出席し、陰謀に巻き込まれていくというか、飛び込んでいく話です。星読みのシュガはもちろん、「王の槍」カーム・ムサなんかも出てきて二度美味しい(笑)後半の怒涛の展開にはドキドキワクワクしました。あぁ本当に面白いのだ!

コールドゲーム (新潮文庫)

コールドゲーム (新潮文庫)

この作家さんの本は何冊か読んでるのですが、今までそんなに夢中に読むことはなかったんですよねぇ。これはぐいぐいと読めました。中学時代のクラスメイトが次々と災難に会い、遂には殺人までに発展していく。どうやらこれはその中学時代にクラス全員ばかりか担任教師にまで陰湿ないじめを受けていたトロ吉の仕業らしい・・・と高校生になったかつてのクラスメイトがトロ吉を追っていくという話なのですが、ぞっとしつつも最後は清々しく終わってくれてほっとしました。