ひとがた流し

ひとがた流し

久しぶりに北村薫さんです。やはり北村さんの文というか言葉かな?とてもやさしい。3人の女性が軸となって物語が動いていくのですが、途中までどこでミステリーになるんだろうかと思ってました。あぁ勘違い。後半どういう展開になるかわかりつつも号泣。「秋の花」とか「スキップ」なんかもそうなんだろうけど、ただひとつの情景とか登場人物のたった一言で号泣スイッチが入っちゃうんだよなー。牧子とさきの親子が「月の砂漠をさばさばと」の牧子とさきだと途中で気づいて、なんだかそこでもジーンときてしまいました。

発売日とその翌日、かなり遠くの本屋まで回ったのに、まったく見つからず。絶対あると思った本屋では売り切れってどういうこと?見積もりが甘いというか、新刊情報にうといというか・・・だからネットショップに移行してっちゃうんだよ群馬県!!!先週末上京した際に、友人の分と合わせて購入。その日のうちに一気読みしてしまいました。茶州のごたごたの責任を問われ、冗官(謹慎みたいなもんね)となった秀麗ちゃんの都に戻ってきてからのお話。新章突入で新キャラのタンタンも加わって益々にぎやかです。やっとお話が動きだしたところで終わってしまったので次待ちきれない!と悶絶してたら来月も続けて続刊ですって。今度は入るのか?入れてくれよ群馬県